音楽教室の未来は?(その603)

**『 「もったいない」が 意思決定を歪める 』**

 

みな様こんにちは。

 

『発表会写真撮影・ステージ写真撮影』のピアノアーテック312 

代表の都丸です。

 

 

 本日は12月13日付 朝日新聞朝刊から『仕事力』からです。

早稲田大学大学院准教授の西條 剛央さんの3回目です。

 

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<前部省略>

 

東京五輪の新国立競技場問題や、原発の再稼動など外部の人間からすると何故そのような意思決定がなされてしまうのだろうと思えることは世の中に溢れています。

 

では何故、組織は真っ当なことを真っ当にできなくなってしまうのか?

 

例えば、原発を廃炉にすると方向転換したら、長年つぎ込んできた資金や労力が100%埋没してしまう。

だからたとえ数%でも何十年かは事故が起こらないという可能性に賭けて、まずは再稼動させようという意思決定がまかり通っていく。

 

これは今まで掛けてきたコストが埋没してしまうという「埋没コスト」を基軸とした意思決定なのです。

 

 

<中略>

 

多くの人が関わり多くのコストを掛ければかけるほど、「ここまできたら止められない」という情緒に引きずられます。この点では、原爆を落とされるまで降伏できなかった時の日本と本質的には何も変わっていません。

 

 

ではどうすれば良いのか?

 

ここで鍵になるのが構造構成主義の「方法の原理」です。

これは「状況と目的に応じて方法の有効性は変わる」というものです。シンプルですが、これは「現在の状況」と「目的というありたい未来」に基づいて行われる意思決定であり、「埋没コスト」という過去に囚われた意思決定とは真逆になります。

 

真っ当なことを真っ当にできるチームを作るためには、こうした考え方を個々がインストールし、正しい意思決定ができるようになるしかないと思っています。

 

 

 

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「もったいない」は世界で見ても日本にしかない表現だそうですね。食料廃棄の問題から世界でも注目されるようになりましたが、ここではまた別の「もったいない」が問題になっています。

 

「埋没コスト」という単語は解りやすい表現ですね。

これは恐らくどこにでもある、あったコストです。

 

「今までやってきたことが無駄になる!」

 

テレビドラマでもよく聞くセリフ。

でも結局は「方法の原理」に基づいた判断で対応が変わり、

もめた相手とは新たな「敵」となってしまうパターンが多いでしょうか。

 

つまりは、ここでも「方法の原理」は真っ当であると言わんばかりなのでしょうね。

 

原発や米軍基地の問題においても「埋没コスト」の他に、そこに関わる人の生活を見てしまうから前に進めない。

確かに、そうなのでしょうが、未来に掛かるコストを考えたら原発は廃炉にした方が良いし、

基地問題だって沖縄から無くすべきだという考え方も正当化されるでしょう。

 

まぁ、これに関しては私は明確な意見は記しませんが、それでも「埋没コスト」にこだわって欲しくないという願いはあります。

 

さて、では自身の仕事においてはどうでしょうか?

過去にとらわれるのか、未来を見据えるのか。

 

この費用対コスト(効果)は明確に出しておくと後々、役に立つと思いますよ。。。