音楽教室の未来は?(その568)

**『 良い仕事が呼ぶ次の仕事 』**

 

みな様こんにちは。


『発表会写真撮影・ステージ写真撮影』のピアノアーテック312 

代表の都丸です。



 本日は8月29日付 朝日新聞朝刊別紙beから『はたらく気持ち』です。


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九州のリフォーム会社社長のIさん(男性・56)は、創業20周年を機に社屋を改装し、事務所兼ショールームとしてリニューアルオープンさせた。


元々は廃業したラブホテルの建物を引き継いで事務所に転用していた。

つぎはぎだらけの建築で、雨漏りはするし、床はきしんだ。

顧客が来るたびに「リフォーム屋さんなのに、自分の会社はどうなっているの?」と心配された。


「紺屋の白袴で、お客様が何より優先ですから」という言い訳が何時しか口癖になっていた。


改装を決意したのは、実際に技術を見てもらえるショールームを持ち、顧客の皆さんに安心してほしいと思ったからだ。


<中略>



苦楽を共にしてきたベテランの女性社員が「同じ景色でも違って見える」と窓の外を眺めて涙するのを見て、もらい泣き。

振り返れば、これまでのI さん自身の人生も曲折があった。



<中略>


高校卒業後は配管工、居酒屋、工場勤務、英会話教材の訪問販売などを経て、出来高払いのリフォーム会社に入社した。


朝、営業先で車から降ろされると、夕方に迎えの車に拾ってもらえるまで、ひたすら「ピンポン営業」を繰り返す毎日で、営業の基礎も叩き込まれた。


ただ、せっかく関係を築いた顧客から相談があっても、利益の低い仕事は引き受けない会社の方針に納得できなかった。どんな小さな仕事でも顧客に応えたいと思い、独立を決めた。


豪雨の夜、修繕を請け負った家が気になり、訪ねて屋根に上がってチェックしていたら不審者と間違えられて通報され、職務質問されたこともある。


しかし、そんな仕事に対する姿勢が逆に近所で評判となり、その地区から次々と仕事が舞い込んできた。


改めて思うのは、短期の利益を追うだけでは会社は続かないということ。

結局は「良い仕事ぶりが、口コミで次の仕事を呼ぶ」のだ。


今後も顧客に感謝されるのを励みに、長く続く会社を目指すつもりだ。



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「損をして得を得る」


そうした言葉もありますが、まさにそれを地で行く話ですね。

しかし、実際はそうそう良い話として語られるものでもありませんよ。


利益が低い仕事でも顧客に応えたいという思いと姿勢は素晴らしいです。

私もそういう姿勢でありたいと思うし、そうしているつもりです。


しかし、それにはそれ相当の「体力」も必要です。

リアルな話、それを貫き通して資金繰りがどうにもならなくなった会社を幾つも知っています。


記事にもあるように、「単に安い」というだけではダメということ。

「良い仕事」をして初めて得られる「信用」があります。

それには「安い・高い」はあまり関係はないかとも思います。


もちろん安いに越したことはありませんが、やはり「対価」は請求しないと自身が滅びてしまいます。



反対に言えば「良い仕事」をすれば「対価」は正当に支払われ、信用も得られます。その「信用」とは、例えばこの記事にもあるような所謂「アフターケア」でしょう。その姿勢です。



依頼を受けた仕事を全うするのは当然の話で、それ以上、つまり正当な対価以上の仕事をすることで得られる信用が「良い仕事」に繋がるのです。

私がよく上司に言われたことは「10,000円の請求をするなら、13,000円の仕事をしなさい」でした。


もちろん具体的にその3,000円をどうすることもできないのですが、つまりはお客様が喜んで請求額を支払ってくれる仕事をしなさいと言うことだったのでしょう。


依頼された仕事について、さらに良くなるようなアドバイスをしたり、他のアイディアを話してみたりするのも良いですね。プロでなければ知り得ない情報もあるものですから、そうした話を聞いたお客様は面白くなってくるでしょう。


誰だって同じものを買う(頼む)のであれば、最後の判断は「人間性」「信用」でしょう。その差を生む要因はどこにあるか?


それは他人がアドバイスすることではなく、自分ならどうされたいか?をまず考えてみることから始めれば良いのではないかな?