音楽教室の未来は?(その527)

**『 続けたら何かある 』**

 

みな様こんにちは。


『発表会写真撮影・ステージ写真撮影』のピアノアーテック312 

代表の都丸です。


  

本日は3月14日付 朝日新聞朝刊から『ひと』です。

今日は水彩色鉛筆画家の鈴木 周作 さんです。


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14日のJRダイヤ改正に伴い、定期運行を終える最後のブルートレイン「北斗星」。上野と札幌の1200キロを焼く16時間掛けて結ぶ寝台特急を、色鉛筆で描き続けてきた。


「まぎれもなく、北斗星に導かれた人生でした」


幼い頃からの鉄道ファン。東京でシステムエンジニアとして働いていた95年6月。残業続きの毎日に疲れて、ふらっと東京駅へ足を運んだ。北斗星の最高級個室「ロイヤル」が空いていたら北海道へ行こう。


4室しかなく入手困難だった寝台券がたまたま手に入り、北の大地へ向かった。

あさ、目覚めた時の抜けるような青空が目に焼き付いている。


これを機に、北斗星の車窓からの風景や車内の様子を描き始めた。道内のある喫茶店で色鉛筆を走らせていたら、店主に声をかけられた。


「描き続けろよ。続けていたら何かあるから」


馴染みの店に置いてもらうと、絵が売れ始めた。旅行雑誌からの依頼も舞い込み、30歳を前に画家への転職を決断して札幌に移住。絵のファンだった女性とも結婚した。



北斗星と共に歩んだ人生を「『北斗星』乗車456回の記録」にまとめた。


通算で457回乗った北斗星とはお別れだが、さみしくはない。


「『君はもう降りてもいいよ。一人で生きていけるのだから』と言ってもらえたきがするんです」




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一人の鉄道ファンとして毎年思うことは、ここ数年はこの時期になると廃止される列車を見送るファンとその騒動をニュースが報道していますが、それを見るのがどうも良い心地がしませんでした。


廃止される事情は色々とあるのでしょうが、例えば採算が合わないからとかの理由だけならば、それは我々にも責任があります。

責任というと大げさですが、別れを惜しみ大声で「ありがとう!」と叫ぶ人たちの考え方ひとつでもう少し変えることができたのではないかな?とも思えるのです。


北斗星にしろ、トワイライトエクスプレスにしろ最後の乗車券が一瞬で売り切れたという話を聞けばなんとも皮肉なことか…と思ってしまうのです。


私も鹿児島時代には「はやぶさ」に乗って行き来することがあったのでブルートレインへの思い入れはあります。。。


さて、余計な話はともかく…


この鈴木さんの話はいい話だと思いました。

色々な人が色々な事情を抱えて生きていく中で、こうした去り行く列車と深い関わりがあり、人生まで変えてしまったドラマがあったというのは驚きでした。



こういう話を聞くと、本当に人生、何があるかわかりませんね。

喫茶店のマスターがいう「続けたら何かあるから」という言葉の意味は色々とあるかもしれませんが、鈴木さんにとっては思い切り深い言葉となったでしょう。


鈴木さんの公式サイトで見られる作品はどれも鮮やかな色彩で人、動物、自然の景色が生き生きと表現されています。写真では表現できないものがたくさんありますよ。


鈴木さんの最後の言葉がさすがと思います。


”通算で457回乗った北斗星とはお別れだが、さみしくはない。


「『君はもう降りてもいいよ。一人で生きていけるのだから』と言ってもらえたきがするんです」”



そして今日から北陸新幹線が開通です。色々な期待を胸に、白と青の美しい車体が北陸まで走ります。私も東京駅で見ることができるかと楽しみにしています。