音楽教室の未来は?(その504)

**『 思いやりを生んだ「脱3K」 』**

 

みな様こんにちは。


『発表会写真撮影・ステージ写真撮影』のピアノアーテック312 代表の都丸です。

 

 

本日は1月28日付 朝日新聞朝刊『リレーオピニオン』です。

山田製作所・所長の山田 茂 さんです。


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大阪の大東市という所で金属材料を切ったり曲げたり、そして溶接したりしています。全国から「こんなのできへん?」と頼まれ、一品一品、心を込めて作っています。


町工場には「きつい・きたない・危険」の「3K」のイメージがありますね。でもそれは昔話。


今、多くの町工場は「整理・整頓・清掃」、つまり「3S」の活動をしています。


うちが3Sを始めたのは99年です。頼りにしていた会社の仕事がほとんど無くなって売り上げが95%減、えらいこっちゃ!と藁にもすがる思いで経営セミナーに参加しました。新たな客の獲得には、会社の信用を上げなくてはいけない、徹底した3Sが武器になると知りました。



3Sは、捨てることから始まります。半年以上使っていない物を捨てることにしました。処分した金属材料は4トントラック3台分になりました。今から56年前にうちを創業したオヤジは怒りました。


「もったいないことするな!全てゼニやど!」


創業のころにオヤジが血のにじむ思いで買った機械が残っていました。今は、もう、動かないその機械も例外ではありません。オヤジの外出を見計らってスクラップ屋に持って行ってもらおうとしたらオヤジが帰ってきました。


どつき合いの喧嘩もなんのその、私は容赦なく捨てました。

物を捨てると、油まみれ、タバコの吸殻だらけの床がむき出しに。

道理で女性、そして取引先が寄り付かないわけです。みんなで磨いてペンキを塗り、やったー!と寝転がりました。嬉しさ半減、赤錆だらけの天井がありました。


「よし、塗ろうか!」


そう言ったのはオヤジでした。


使わないものは捨てる、を徹底すると、考えが、いらないものは買わない、になってコスト削減になりました。工場に自由に動ける場所ができて、仕事に効率と余裕が生まれました。


すると、20人足らずですが、社員たちにお互いを思いやる気持ちが生まれます。


さらに、自分たちの会社だという意識が強まり、全員で経営目標を決めてがんばるようになりました。さらにさらに、日本だけでなく世界中から視察に来るように。それがまた、私たちのモチベーションを上げてくれます。


昨春、新卒の「現場女子」が誕生しました。経理を担うのも新卒で入った20代女性。昔のままだったら彼女たちは来なかった。


「捨てる」で会社は変わるのです。


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『捨ててこそ』の第4弾です。


今回の話はいわゆる「断捨離」の意味合いが大きい「捨てる」ですね。

失礼ながら読んでいて笑ってしまいました。


でも気持ちも十分に理解できます。


職場が綺麗になれば人が寄り付くようになる。

当然といえば当然です。


昨今は飲食店や百貨店においてもトイレなどの洗面所を綺麗にする取り組みが多くなりましたよね。


「あそこのトイレは綺麗だし、気遣いが良いからイイよね♪」


それだけで集客力は変わります。



なるほど、私も10年近く前に「車」を捨てました。もちろん法的にかなった方法で廃車にしましたよ(笑)

ただ、勇気も必要でした。不便になるだろうと思っていたし。。。


でも無いなら無いなりに工夫をするし、行動も変わります。

判断力と行動力が全く変わりました。それは実感しています。


また、洋服ダンスの中の整理をするだけでも気持ちが変わるのです。

「もったいない」という気持ちも大切なのですが、使わないのなら…


でも、衣類ならそれを切って使い易いウエスにしたりすることもできますね。

またお店によっては回収ボックスを置いているので、そうした処分の方法もアリです。


何れにしても、身の回りの整理をすることは精神的にもリラックス効果を生みます。

よく「気の流れ」を読んで配置換えをしたり、玄関から掃除するなどという占いじみた「迷信」もありますが、これはこれでマンザラでもなさそうです。


しかし、山田さんの「オヤジの外出を見計らって…」というのはチョット極悪非道ですね(笑)